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借金王の懺悔と悩み12~「だが断る」

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そして私はその時、やはり畑違いのことでもあり再度断りました。本音は別のところにあり、前の会社で専務の太鼓持ちをやったことで、自らが借金地獄にはまった経緯もあり、人から好かれることに臆病になっていたのです。
 それに、濃密な人間関係は、前の会社でおなかがいっぱいでした。社長は私のことが好きなのかも知れません。しかし、それが私にとって大きな負担であり、困ったことでもありました。前の会社での教訓は、人間関係はつかずはなれずでした。
 そして人間関係の醜さも学びました。一時期は専務を頭に、専務が征夷大将軍となる専務幕府を築き、しかし、崩壊するとき人間関係はすぐばらばらになったむなしさも理解しました。家臣団と呼ばれた人も専務にお金がなくなることが分かると1人1人消えていきました。
 ここにいれば出世は部長まで上れるかも知れません。社長も悪い人ではないでしょう。しかし、社長に気に入られれば、他の社員から当然、やっかみを受け、ひいきにされていると言われるのも負担でした。
 女性の嫉妬も激しいですが、男の嫉妬も中々です。本当に困ったものです。下手に社長の寵愛を受けても給料が上がるわけでもなくやっかまれるだけの課長なら断った方がいいと感じました。
 実際、そう受け止めている社員も少なからずいて、私の役割が大きいことに不満を持つ社員が陰口を言う人もいて、この頃から嫉妬の萌芽を感じ取っていました。
 その代表が「あいつ、社長のごきげんばっかり取ってお金ばっかり使わせて」というものでした。社長の依頼であるにもかかわらず、このような不満を持つ人も多かったのです。
 外部の人間が社長からの依頼をかさに着て色々仕事をこなすこと自体が面白くないようで、世間とはそんなものかも知れません。こちからすれば、本出版も記者会見も出版記念パーティーも確かにお金はかかりましたが、それはすべて社長の依頼であり、会社自体の依頼です。それが面白くないのであれば社長に堂々とやめて下さいと言うべきなのに、それが言えない人たちは私に対して陰口を言うのであったため、めんどくさいなと感じていました。
 「依頼も切り上げ時かな」そう私はつぶやきました。
 借金返済に大きな役割を果たした社長さんで恩義はありますが、宮仕えすることと話は別でした。
 それにこの社長は人に惚れる人でもありますが、一度嫌ったら口をきいてくれない面もあったようで、何人も社員が消えていく姿も聞きました。
 その翌々日、私は、社長に自ら断りました。裏の理由は一切話さず、表側の理由だけでした。
 「そうか。だめか」
 社長は悲しそうな目をしていました。しかし、繰り返し、他でなければウチに来いと再度、言いました。
 その数日後、私は、長野の実家に戻り親に謝り、借金は現時点で43万円まで減ったことを伝えました。親父は当然、激怒しましたが、何回も繰り返し謝罪すると許してくれました。その両親も今は亡くなりました。
 財産も放棄し、実家は兄が相続しましたが、農家なので大変そうです。長野の実家の自治体は将来消滅する可能性もあり、町おこしをしているようです。
 東京に戻った私は新たに勤務先を探し、なんとか見つかりました。濃密な人間関係に疲れ果てた私は、小さくなって影で仕事を淡々とこなしています。
 借金については毎月、払えるだけ返し、サラ金からの督促も逃れることができました。
 会社の人間からはつきあいが悪いと嫌われていますが、仕事には支障がありません。可も無く不可も無くそういう生活が続いていますが、借金がなくなったことは晴れ晴れとした気持ちで生きています。教訓を言いますが、借金がないだけ人生大もうけと言えます。